イエスが人生を変える。どんな誘いもノーと断っていた男が、決断の全てにイエスと答えると誓い人生を変えていきます。
イエスマン|評価
3段階の星評価
★★
個人的にヒット
これぶちええわ題材が。うちノーマンじゃけんええ刺激が貰えた。イエスマン憧れるわ。ちょっとした伏線回収があるのも良かった(^^)
ストーリー自体はそこまでヒットせんかったwけど人生のヒントとなるものを学べた!!
ジムキャリーの動きと表情と全部おもろいw
イエスマン|あらすじ・みどころ
あらすじ
銀行員のカールは仕事もプライベートも全てを「ノー」と断ります。しかし本当は同じことを繰り返すだけのつまらない生活に不満も感じていました。
知人の紹介で怪しげなセミナーに参加したことをきっかけに、全てを受け入れる「イエスマン」になります。
最初は無理やり口にした「イエス」をきっかけに良いことがたくさん舞い込んでくるのですが、徐々にイエスの歯車が狂い始めます。しかし災難が起こる恐怖からなかなか「ノー」を口にすることができなくなってしまうカール。
彼はこのまま誓約に縛られ「嘘のイエス」だけで生きていくのでしょうか・・・
みどころ
イエスマン|動画配信
料金|配信状況
月額 | 配信状況 | |
---|---|---|
U-NEXT | 2189円 | 〇 |
Hulu | 1026円 | × |
Prime Video | 500円 | 〇 |
FOD PREMIUM | 888円 | 〇 |
Disney+ | 700円 | × |
Netflix | 990円 | 〇 |
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イエスマン|予告動画
「ノーでチャンスを潰してきた」・・・なんかグサッと来るわ。うちもノーマン。この映画見るとイエスって言いたくなる・・
グサッとくるなー!!嫌いなことにイエスって言うの覚悟いる!!
ほんまじゃ!!やりたいこともビビッてノーって言ってしまうこともある。なんかイエスってちょっと勇気いるよな!!
イエスマン|キャスト・映画情報
監督 | ペイトン・リード |
脚本 | ニコラス・ストーラー ジャレット・ポール アンドリュー・モーゲル |
原作 | ダニー・ウォレス |
制作国 | アメリカ |
公開(日本) | 2009年3月 |
上映時間 | 104分 |
キャスト|役名
キャスト | 役名 |
---|---|
ジム・キャリー | カール・アレン |
ズーイー・ディシャネル | アリソン |
ブラッドリー・クーパー | ピーター |
リス・ダービー | ノーマン |
テレンス・スタンプ | テレンス・バンドリー |
ジョン・マイケル・ビギンズ | ニック |
フィオヌラ・フラナガン | ティリー |
モリー・シムズ | スファニー |
ショーン・オブライアン | テッド |
ヴィヴィアン・バン | スミ |
アーロン・タカハシ | リー |
イエスマン|登場人物
イエスマン|ネタバレ感想
セミナー”YES”に参加したワケ
カール・・・NOばかりで生きてきた
元妻と半年で離婚しバツイチ独身の銀行員。趣味は映画鑑賞。誘いはすべて断り休日は家に入り浸って1人の時間を楽しんでいます。しかし銀行員として出世も出来ず、元妻にも未練があり実際は不満を抱えている様子。
アリソン・・・スクーターの女の子
カールがイエスを始めた日にガソリンスタンドで出会います。バンドや写真が趣味の女の子で、イエスマンで予測不能なカールに魅力を感じ好きになっていきます。
ピーター・・・カールの親友
カールを誘い続けるいい友人です。普通は誘って何度も嘘をついて断られたらみんな離れていきます。ユーモアのあるカールのことが好きで、友人として外の世界をもっと知って人生を楽しんで欲しかったのかも。弁護士としてカールを助ける場面もあります。
ノーマン・・・カールの上司
癖のある上司ですが顔も含めていいキャラクターです。コスプレパーティーを開いたり、カールの昇進の話の際もちょいちょい口を挟んで邪魔してしまいますが悪気はないし良い人間です。支店の閉鎖を告げられた時は悲しくて泣いてしまいます。
テレンス・・・セミナー”YES”の代表
セミナーの代表でカールの「YESスイッチ」を無理やり入れます。おでこにマイクをぶつけるシーンは地味に笑えます。インチキ詐欺師のように感じますが最後に病院で「無理やりでも言って慣らすことで自然とイエスが言えるようになり、義務ではなく心から言えるようになる」と話し、イエスの誓約はきっかけに過ぎないと教えてくれます。
ニック・・・カールの知り合い
銀行前で休んでいるカールを見つけ銀行で平社員だと聞いてYESのセミナーに誘います。彼自身もイエスの生活に変えたことで人生が飛躍的に楽しくなったと述べています。キリマンジャロに登ったり、コウモリを食べたり、カールの前でも「石で窓を割りたいか?」と言う質問にイエスと答え本当に窓を割って驚かせます。
カールは孤独なわけではぬく、友人や上司など誘ってくれる相手がいるのに自らその誘いを断っていました。しかしニックと再会し「イエスが人生を変える」という事を教えられ、ハチャメチャだが楽しそうにしている彼の姿が気になります。
そして、親友のピーターの婚約パーティーに行かなかった夜に現実味のある夢を見ます。ピーターがカールの家を訪ねるとカールが死んでおり「付き合い悪かったしロクな奴じゃなかった」と言われてしまうのです。
孤独死を実際に起こりえると恐怖に感じ、思い切ってセミナーに足を運んだカール。彼はそのセミナーでも「ノー」と口にしますが初対面のテレンスにこんなことを言われます。
君は死人だ
人生にノーと言えば 死んだも同然
周りの人間にも自分にも 言い訳ばかりして
将来性のない職場に 何年も甘んじている
恋人はおろか
デートに誘う相手もいない
人生を謳歌するから 愛する人に捨てられた
ビックリするほど的中していました。
そして、テレンスの「決断を求められる機会があるたびに それが何であれ 君の答えはイエスだ 誓約を立てなさい 誓うか?」という問いに会場全体からイエスを強要されたカールはついに「イエス!!」と答えるのです。
そしてそのあとのテレンスの言葉がカールの呪縛となったのです。
自分への誓約を破れば
災いが待ち受けるだろう
この言葉の通りノーを口にするとすぐに災いと思えるようなことが起きました。階段から落ちたり犬に噛みつかれそうになったり、そしてカールは災い恐さに無理やりイエスを口にするようになります。
イエスで人生が好転
無理やり言っていたイエスが彼の人生を本当に変え始めます。会場を出てすぐにホームレスに公園まで送るように頼まれ、携帯を貸しお金を全部上げた末、車は山の上でガス欠になります。ここまでは最悪です。
しかしその後、ガソリンスタンドでアリソンと出会います。若く可愛い彼女が車までスクーターで送ってくれて最後にキスまでしてくれました。いつものようにノーと言っていたらこの瞬間は訪れていません。ホームレスを断っていたら何もない日だったでしょう。
イエスの力に期待を感じたカールは翌日からイエスを連発します。急な休日出勤の依頼もイエス。イラン人の婚約サイトのオファーもイエス。ワケの分からない融資の相談も、コスプレパーティーも何でも構わずイエスで返します。
そして配っていたチラシのライブに行ってバンド活動をしているアリソンと再会します。衣装も歌詞もダンスも全部変ですがアリソンの顔の可愛さだけで見ていられますw
顔が可愛いって最強じゃな!!
カールが演奏した曲
自殺しようとした男を止めるためにカールが習ったギターで演奏したのは「サード・アイ・ブラインド(Third Eye Blind)」というアメリカのロックバンドの「ジャンパー(Jumper)」と言う曲で、まさに飛び降り自殺を止めようとする歌詞になっています。
サビのメロディーが凄くよくて合唱するシーンは感動的でした。
ユニークな登場人物
好きな3人です。まずは上司のノーマン。実際に職場にいたらウザいだろうなーと思いつつ、人の良さにほっこりします。めんどくさいけど嫌いになれないタイプです。カールにあだ名をつけられた時、コスプレパーティーの参加ボタンを見た時の嬉しそうな様子が可愛らしいですw
それからスミ。ブライダルの相談に行った先の店員ですが明らかに機嫌が悪くめちゃくちゃ愛想が悪いです。しかし韓国語でカールに「何かあったの?」と聞かれ「人の結婚の手伝いばかりしてスミの順番はいつくるの?」と素直に答えるところが可愛いです。カールが「親友の婚約者が僕のことを嫌ってるからご機嫌を取ってくれると助かる」とお願いすると快く受け入れて丁寧に説明をしてくれました。
素直でかわいい2人だから最後にノーマンにスミを紹介するシーンはいいな思いました。
そしてアパートの住民のティリー。あるテクニックを持った白髪のお婆ちゃんです。ベッドで外した入れ歯を見てカールが叫ぶシーンが笑えます。
必要な”NO"を取り戻す
イエスで人生を好転させたカールは自信をつけますが、ノーと口にした際に災いが起こる為、ノーと言いたい場面でもノーと言えなくなってしまいます。アリソンに「一緒に暮らそう」と言われた際、迷ったのが態度に出てしまいますが誤魔化してイエスと言います。
アリソンは喜びますが、空港で拘束され怪しい行動をテロリストと疑われた際にピーターが弁護し「自己啓発セミナーで何にでもイエスと答えると誓った」と知ります。カールのイエスが無理やりだったと知り信じれなくなってアリソンは怒って1人で帰ってしまいます。
カールはアリソンを愛していましたが一緒に暮らすという事は大事なことで適当に答えることを躊躇してしまったのです。
しかし元妻のステファニーにキスをされた際にカールはついにはっきりと「ノー」を口にします。そこから怒涛の災いがカールに降りかかります。帰りのエレベーターは調子が悪く慌てて降りて外に出ると猫が飛び出してビックリ、、よろけてぶつかった車の警報ブザーが分しか止めていなかった自分の車はレッカーされてしまいます。
怖くなったカールはイエスの誓約を解除してもらおうとテレンスの車に乗り込みますが2人一緒に事故にあってしまいます。
結末・ラスト
病院でカールはテレンスに「イエスの誓約を解除して」と懇願します。しかしテレンスは「あんなのデタラメだ」と返します。
カールが「全部嘘だったのか?」と問うと「君が私の教えを誤解した」と否定します。「ムリにイエスと言うだけだろ?」と返すカールにこう答えます。
そうじゃない 最初はそうだが
それは体を慣らすためだ
自然とイエスが出るように
義務だからじゃなく
心から言えるようになる
それを聞き「確かにそうなった そういう事か」と納得したカールはお尻の見える入院着で病院を飛び出しアリソンに会いに行きます。
移動はカールの融資でリーが購入したドゥカディで!!あの時の融資がここへ来て自分の助けになります。まるでイエスの魔法のようです。カールは暴れるドゥカディを必死に運転しアリソンの元へ行きます。煙の中から現れる入院着のカールはカッコいいようなマヌケなような・・・w
そして正直に「同棲を断りに来た でも一緒にいたい」と伝えます。「無理やりイエスと言ったくせに」と言うアリソンに対しカールは正直な気持ちを話しました。
この哲学には欠点があるが
君に出会えた
昔は自分に自信がなかった
積極的に人と関わっても
いずれ相手は失望すると
自分を卑下してた
でも今は
君と分かち合うものがたくさんある
出会っても前ならそれきりだ
友達も多くバンドや写真を楽しむアリソンは自分とは正反対で、強制的なイエスの力がなければ出会ったとしてもそれだけで終わっていたとカールは話します。
アリソンが「何も恐れてないと思う?」と返すと「これからは一緒に恐がろう」とカールが答えます。迷うアリソンにカールが「イエス」と言うように託します。アリソンは「かもね」と答えて2人は仲直り。
その後、ピーターと婚約者のルーシーのブライダルシャワーはカールがたくさんの仲間を呼ぶサプライズで2人は大喜び。
カールはイエスマンになり失敗もしましたが多くの出会いと学びがありました。彼の世界は見違えるように広がり、人生が明るくなって周りの人々にまで幸せを与えたように感じます。
嘘みたいだけど実話
なんと、この映画は実話をもとにしています。全てに「イエス」と答える事を実践したのが原作者のダニー・ウォレスです。
人生は決断の連続で、全てにイエスと答えるなんて恐ろしいですよね?だって嫌な事の方が格段に多くないですかw?そんなことを実行するなんて、、怖い・・しかし、他人の経験談として聞くならワクワクします!!
なんだか楽しそうだしいろんなことが起こりそうです。実際クレジットカードの高額支払いなど嫌なこともたくさんあったそうですが、それは魔法のような毎日だったようです。
普段やらないことにチャレンジしたりいつもと違った出会いがあったり、たった一つの言葉ですが「決断」と言う大きな役割を持っているため人生までも変えてしまうのです。
とめどなく訪れるその決断の先を想像して見るのも面白いかもしれません。いつもなら「ノー」と答える場面で、少し勇気と好奇心をだして「イエス」と言ってみる。
あとは良くも悪くも導かれるままにw・・・無責任ですが!!つまらない毎日を送っているなら確実に刺激は味わえそうです。
うわー!勇気いるなー!うちの断る理由めんどくさいとかじゃし、絶対行った方が人生楽しいわと思う時あるなー。
面白いことが増えそう!!
ほんまに嫌なことはノーでええしな!!
ちょっとワクワク。
映画ついでに知識+
ブライダルシャワー
結婚式が近い花嫁を友人や親戚でお祝いするパーティーのことで、本番の2週間~2か月ほど前に行われます。日本ではあまり馴染みがないですが欧米では一般的な習慣で、前祝と言った感じでしょうか。参加者は贈り物として新婚生活で役立つものを持ち寄ります。
基本的には女性だけが参加するものですが男性が参加する場合もあります。ブライドメイドと呼ばれる花嫁と親しい友人や姉妹などが企画します。
ブライズメイド
ブライダルシャワーの企画だけではなく、結婚式の準備から当日の手伝いまで花嫁のサポート役として活躍します。信頼のおける友人や姉妹など未婚女性にお願いするのが一般的で、結婚式の規模にもよりますが2~5名が選ばれます。
お揃いのドレスを着てブーケを持ち、結婚式を華やかにして盛り上げてくれるとても重要な存在です。
もともとは悪魔払いの役割があったようです。幸せを妬んだ悪魔が花嫁に病気や不幸をもたらすと言われており、花嫁と同じように着飾った女性がいることで悪魔の目を惑わせようとしたのです。
いっぱいおって花嫁わからんようになるとか面白い。花嫁を守るために生まれたんじゃな。
最近は日本でも増えとるらしいで!!
(選ばれるのは信頼されとる親しい相手じゃけん名誉な事らしいけど、めんどくさそうじゃ・・・)
(めんどくさそう・・・)
(めんどくさそう・・・)
最後まで記事を読んで下さり、ありがとうございます(^^)