自分をコメディアンと認めなかった実在するエンターテイナーの話。
マンオンザムーン|評価
キャラクターは不快。信念と実行力は凄い。死さえもサプライズと思わせた。
3段階の星評価
★
見てよかった
始まりが斬新。さっそくアンディの世界に引き込まれる。
目が合うしww
え?!なにこれ?!思うけど、こーゆうのを実際にテレビでやったんじゃなあと思うと凄いわ
「あれ?まだいたの?」のがオモロイwww
これほんまに初見で映画館で見てみたかった。
ざわつくでなww
マンオンザムーン|予告・あらすじ
予告動画
あらすじ
アンディ・カウフマンの夢は世界一のスターになって時代を変える事。
今まで誰もやらなかった方法で観客を驚かし有名になるが、行き過ぎた演出には批判の意見も多かった。
それでも自分の信じる面白さを追求し続ける。
みどころ
マンオンザムーン|キャスト・映画情報
監督・脚本
監督 | ミロス・フォアマン(2018年没) 代表作 『カッコーの巣の上で』 『アマデウス』 |
脚本 | スコット・アレクサンダー ラリー・カラゼウスキー |
制作国 | アメリカ・イギリス ドイツ・日本 |
日本公開 | 2000年6月10日 |
上映時間 | 119分 |
キャスト・役名
キャスト | 役名 |
---|---|
ジム・キャリー | アンディ・カウフマン |
ダニー・デヴィ―ト | シャピロ |
コート-二―・ラブ | リン |
ポール・ジアマッティ | ボブ |
ジェリー・ローラー(本人) | プロレスラー |
クリストファー・ロイド(本人) | クリストファー・ロイド |
PICKUP:ジム・キャリー
アンディのキャラクターは正直あまり好きじゃないけど、ジム・キャリーだから見れた!!
PICKUP:クリストファー・ロイド
アンディ出演のドラマ「タクシー」に実際にも出演していたクリストファー・ロイドが本人役で出てます。『ドク』と呼ぶ方が自然なくらい私の中では『バックトゥザフューチャー』のドクの存在が根強いので、他の映画でドクを見つけると凄く嬉しい。
いい顔してるわー。セリフが無くてもこの存在感!!
表情ええよなー!!
マンオンザムーン|ネタバレ感想
冒頭で驚かす
とにかく軽い気持ちで再生して、油断していると「え?」ってなります。
あれ?これ何、始まってる?と、ながら見してた手を止めて巻き戻してから最初からいる感じ(笑)
ここの疑似体験みたいなのをぜひ楽しんでほしい。実際にTVでアンディを見ていたであろう視聴者と近い体験ができるのでなんとなく彼の存在を理解します。
一気に夢を叶える?
シャピロにスカウトされたアンディは独特のキャラクターで一気に有名になります。
トニー・クリフトン
太っちょでサングラスをして観客に失礼なことを言う派手でえらそうな男。アンディが演じるキャラクターですが、アンディは別人だと主張しています。
とにかく不快です。このキャラクターは凄く嫌い。でもその不快さに周りは釘づけです。
不快で異常な行動や言動は気になってしまう。ハラハラビクビク。面白くはありません。でも心が変にドキドキします。
これもエンターテイメントなのか。
ながら見してても手が止まるのは確か。何度も見たらそのうちチャンネル変えるだろうけど、最初はギョッとして見ちゃいますよね。
これは面白いの?
同じことの繰り返しに飽きるアンディは新しいことで常にハプニングを起こし観客を楽しませようとします。
生放送中に喧嘩を仕掛けたり、テレビの画像をワザと乱れさせて視聴者に故障だと思わせたり。
アンディは面白いと思っていますが、制作側は視聴者を怒らせるだけだと反対します。
自分の講演会でも人気ドラマのキャラクター「ラトゥカ」と期待する観客の声には答えず、つまらない朗読をして会場を冷ましに冷まし…客席はガラガラに。
残っとんの寝とる人だけやがなww
女性とプロレス
女性限定でプロレスの試合をしてアンディに勝ったら賞金を支払うという企画番組で女性を挑発し反感を買います。
起こった男プロレスラーのジョニー・ローラーと強制的に試合をさせられてケガをしたアンディですが、その後もジョニーと番組内で争ったり、これも観客を驚かせるためのやらせです。
ギプスして大げさに見せたケガも嘘だったみたい!!
えー!!そこも!?ケガさせんように安全にやっとったんじゃなホンマは!!
そそ!!しかも生前にこのやらせは明かされてないとか!!騙しとおす信念が凄い!!
病気も嘘なんでしょ…
ガンに侵されたアンディですが、周りはにすぐには信じられませんでした。
それも嘘?死んだり生き返ったりして驚かすんでしょ?…しかしガンは本当でした。
結末・ラスト
プロレスの試合で出会ったリンと結婚したアンディはガンにより、35歳の若さで亡くなります。
死ぬ前に病気を取り除こうと行ったフィリピンの奇跡の病院で、自分がそのやらせに気づいたシーンが切ないというか深いというかなんとも言えない絶望…。
この時、アンディが笑った意味が気になる。絶望から来た笑いなのか、おもしれえじゃねーかって思ったのか…
映画では1年後に死んだはずのアンディがトニー・クリフトンの姿で現れます。死んだことより生きていることの方を信じてしまうような人生でした。
この時の歓迎されようが泣けます。生前嫌いだった人もこの生き返りサプライズには興奮して笑わされたんじゃないかな。いやもうわかったよあんたは凄いよってね。
どっきりと言わずにやったのが凄い。
アンディのやったことの凄いところは『どっきりだよ』て言わずに放送してネタ晴らししないところ。共演者との喧嘩とか、大御所を怒らせたとか『どっきり番組』では見るけど、実際に普通の放送でやってそのまま番組が終わったら視聴者は気が気でない。
だからこそ面白いってのを反感されながらやってのけたのが凄い。
不快じゃけどドキドキ体験させとる
賛否両論だろうけど!!普通は否に負けて実行できんよな!!
ドキュメンタリー映画『ジム&アンディ』Netfrix
映画公開から20年。『マンオンザムーン』の舞台裏をNetfrixのオリジナルドキュメンタリーとして見ることが出来ます。
えーー!!こっち気になる!!
見る見る!!こんな憑依しとったんか!!
映画ついでに知識+
アンディ・カウフマンとは?
1975年から1984年の期間、テレビや舞台で活躍したエンターテイナー。1984年5月16日、肺がんにより35歳で亡くなった。
エンディング曲:マンオンザムーン
エンディングのアンディに向けた曲が泣けました。R.E.Mというアメリカのロックバンドが1992年に発表した曲だそう。
アンディ聞いたかい?とか音沙汰ないねって話しかけとる歌詞が染みる
信じるかな?人が月へ行ったよのメロディめちゃめちゃええ!!
記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございます(^^)