女性の立場が弱かった時代に恐れず行動し歴史を変えた。法律の中にある性差別に気づき戦った女性弁護士の実話。
ビリーブ|評価
やる気が出る映画。人の心を動かす。信念が人を突き動かす。時代の変化。最初に気づいて行動する勇気と自分を信じる力の凄さ。
3段階の星評価
★
見てよかった
最後の裁判シーンは良かった。
裁判官の心が動くときの表情に注目じゃな。
娘の存在も大きかったな!!
ビリーブ|予告・あらすじ
予告動画
あらすじ
1970年のアメリカは女性差別、女性軽視が当たり前だった。
その違和感に気づいた一人の女性弁護士。同じく弁護士の夫から男性に対する性差別の判決を知らされ、この裁判に勝てば歴史を変えられると信じ、行動を起こす。
みどころ
ビリーブ|キャスト・映画情報
キャスト|役名
キャスト | 役名 |
---|---|
フェリシティ・ ジョーンズ | ルース |
アーミー・ハマー | マーティン |
ジャスティン・セロー | メル・ウルフ |
キャシー・ベイツ | ドロシー・ケニヨン |
ケイリー・スピーニー | ジェーン |
PICKUP:アーミーハマー
ソーシャルネットワークの双子役を1人で演じたのが初見だったもんだから、いつ見ても顔が合成に見えてしまう(笑)
相変わらずカッコいいですね。声もいいです。
THE・王子様顔じゃな!!
倒れる時にルースにだけ本当にヤバいってのを訴える表情をしたシーンが凄い良かった!!
それうちもおもーた!!夫婦の繋がりみたいなんを感じた!!
監督|脚本
監督 | ミミ・レダー |
脚本 | ダニエル・スティープルマン |
制作国 | アメリカ |
公開 | 2019年3月22日 |
上映時間 | 120分 |
ビリーブ|ネタバレ感想
強気な性格
ちょっとやそっとの女性差別には動じません。男性の中でしっかりと意見を述べ、声を上げる学生時代のルースも見ものです。
女性軽視の社会
学生だけでなく、教授や学長までもがあからさまに女性をバカにして下に見ています。
家庭から出てくるな。どうせ出来ないだろう。男の仕事を取るなと言ったような時代です。今では女性が働くのも当たり前で、専業主婦も減りました。
女性が社会に出て働くという事に関しては時代に受け入れられてきたように感じますが、家事はおんながやるみたいな文化はまだまだ抜けてない気がします。
法律で認められた性差別
この映画では、そもそも法律で性差別を認めてしまっていることが間違いであり、それを変えなくてはならないと立ち上がる実在する女性弁護士の戦いを描いています。
1番最初に動く人って本当にすごい。誰も言ってないことを認めらていない人が言うと、批判や反対の嵐で、強い信念がなければ自分で自分を信じれなくなって負けてしまうと思う。
でも自分を信じる力と、何人かの同じ気持ちを持った人がいてルースは信念を曲げることなく戦えた。
時代の変化を確信させたもの
ジェーンの存在は大きかったと思います。あまりにも周りに反対され、無理だと言われ続けてさすがのルースも気持ちが折れそうになります。
そんな時、娘のジェーンが自分の考えを無視せず行動し、自分たちが声を上げて行動を起こさなければ何も変わらないと訴えました。
一番は差別的な言葉を言ってきた男たちに勇ましく反論したシーンですね。時代は変わり始めているのではなくてもう変わっていると確信します。
さすが親子ですな
正直な気持ちをぶつける、考えをはっきり持ったジェーン凄い良かった。
母子が喧嘩した時に間に入った父のフォローも最高だったな!!ええ家族。
答弁力の重要性
言っていることが正しくても、自身がなさそうだったり、話の段取りが悪かったり、指摘に対して反論できないと心にも響かないし、疑いが深くなってしまいます。
ルースもマーティンも前半はなんだか調子が悪くて、応援して見ているこちらまで不安になってしまいました。
緊張が勝ってしもーたんかな
結末・ラスト 人の心が極瞬間
しかし後半にルースの気持ちにスイッチが入ってから、彼女の言葉や具体的な訴えが判事の心を動かしていきます。
一番は「100年も前です。」という言葉。
時代は変わっているんだ、正しいことも変わっていくという事が腑に落ちた感じがしました。
誰も疑問と持たず、訴えなかっただけで、どこかでみんな違和感を感じ始めていたことをルースが実際に起きている判決と言葉をもって説明したことで満場一致の判決に至ったのだと思います。
あの限られた時間で凝り固まった人の心を動かし、時代を変え、きっとその先の人生を生きるたくさんの人を救った。凄い。自分には出来ない。
もし心の中で気づいたとしても到底行動は出来ないし、説得することも逆境の中、諦めず闘うことも出来ない。でもルースのような人がいてくれたらそれに賛同することはできたかもしれない。
最初に立ち上がり先導を切って行動し、声を出せなかった人をも動かした。感動です。
素晴らしい映画でした。実話だから凄いですよね。
映画ついでに知識+
ルース・ギンズバーグとは?
アメリカの法律家。1993年から亡くなるまでの27年間、連邦最高裁の判事を務めた。
最後に階段を登ってきた青いドレスの女性は実際のルース・ベイダー・ギンズバーグ。2020年に亡くなったようですが時代に大きな変化を与え、歴史に名を残す人物となりました。
カッコよかった!!!
連邦最高裁:
アメリカで最上級の連邦裁判所のこと。
連邦裁判所:
アメリカの憲法と法律の下で組織された裁判所のシステム。
ドキュメンタリー映画『RBG 最強の85才』
たまたま予告で見つけましたが、ご本人出演のドキュメンタリー映画もあるようです。
お!!こっちも見てみたい‼
記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございます(^^)